HISTORY
スペイン・アルマンサで受け継がれる職人の技術と、Berwick1707ブランドの歩みをご紹介。

革靴の歴史は人類の文明と共に歩んできました。そして1991年、スペインの小さな街アルマンサで、 新たな革靴ブランド「Berwick」が誕生しました。伝統的な製法と現代的な感性が融合した、 この特別なブランドの物語をご紹介いたします。
革靴の歴史
革靴の起源は古代エジプトやローマ時代まで遡ります。当初は足を保護するための実用的なアイテムでしたが、 中世ヨーロッパでは社会的地位を表すシンボルとしての役割も担うようになりました。 18世紀から19世紀にかけて、イギリスで現在の革靴の基礎となる製法が確立され、 世界中に広まっていきました。

古代〜中世
足の保護から始まり、社会的地位の象徴へと発展

18〜19世紀
イギリスで現代的な製法が確立、世界に普及

20世紀〜現代
世界各地で独自の発展、多様なスタイルが誕生
アルマンサという街

スペイン南東部、バレンシア州に位置するアルマンサは、人口約2万5千人の小さな街です。 この地域は古くから革製品の製造で知られ、特に靴作りの伝統が深く根付いています。 温暖な地中海性気候と豊かな自然環境が、質の高い革製品作りに適した環境を提供しています。
- 人口:約25,000人
- 位置:スペイン・バレンシア州
- 特産:革製品、ワイン
- 気候:地中海性気候
Berwick誕生の物語
1991年 – ブランドの誕生

1991年、アルマンサの熟練職人たちが「世界に通用する高品質な靴を、適正な価格で提供したい」 という強い想いを胸に、Berwickブランドを立ち上げました。
ブランド名由来
「1707」:1707年にアルマンサ地方で起きた歴史的な戦い「アルマンサの戦い(Battle of Almansa)」が行われた年を指します。
「Berwick」:この戦いで、フランス・スペイン連合軍の指揮官として勝利を収め、英雄となった「バーウィック公爵(Duke of Berwick)」に敬意を表して名付けられました。
日本への展開

2000年代初頭、Berwickは日本市場への展開を開始しました。 日本人の足型や好みに合わせた細やかな調整を行い、 「本格的でありながら手の届く価格」というコンセプトで多くの支持を獲得しました。
職人の技術と伝統


Berwickの革靴は、代々受け継がれてきた伝統的な製法で作られています。 特にグッドイヤーウェルト製法は、耐久性と履き心地を両立させる優れた技術として、 世界中の革靴愛好家から高く評価されています。
製法
- 優れた耐久性と修理可能性
- 履き込むほどに足に馴染む
- 長期間の使用に耐える品質
厳選された素材
- ヨーロッパ最高級のカーフレザー
- 天然素材にこだわった内装
- 耐久性に優れたレザーソール
現在のBerwick

直営店展開
東京、大阪、福岡に直営店を展開し、お客様に最高のサービスを提供

オンライン展開
公式オンラインストアやECモールを通じて全国のお客様にお届け

アフターサービス
修理・メンテナンスサービスで長く愛用していただけるサポート体制
これからのBerwick
「すべての人のための本物のクラフトマンシップ」という創業時の理念を大切にしながら、 Berwickは今後も革新を続けていきます。伝統的な製法を守りつつ、 現代のライフスタイルに合った新しい価値を提供し続けることで、 より多くの方に革靴の魅力をお伝えしていきたいと考えています。
一足一足に込められた職人の想いと技術が、お客様の人生に寄り添い、 特別な瞬間を彩る存在となることを願っています。