WING TIP


ウイングチップ

目次

① ウイングチップとは

ウイングチップの歴史

③ ウイングチップの種類

④ Berwick1707の定番ウイングチップ

⑤ コーディネート例

①  ウイングチップとは

ウィングチップとはトゥ部分にW字型の切り替えしを施しており、それが翼のように見えることからそう呼ばれる。靴全体にメダリオンやパーフォレーションなどの穴飾りを施しているものが一般的でそれらは「フルブローグ」と呼称される。

② ウイングチップの歴史

ウィングチップの発祥は16~17世紀ごろと言われており、スコットランドおよびアイルランドの高地に住むケルト系民族が履いていた労働靴がルーツとされている。穴飾りは彼らが湿った地形を移動する際に水はけや通気性を良くするために施された。

③ ウイングチップの種類


フルブローグ

前述のとおり、ウィングチップの全体にメダリオンやパーフォレーション、ピンキングなどの装飾が施されている。外羽根と内羽根どちらも見られ、カジュアルからフォーマルなモデルまで様々。


ロングウィングチップ(アメリカンブローグ)

フルブローグがアメリカ流にアレンジすることで誕生した。W字型の切り替えしが踵まで伸びているモデル。フルブローグより装飾の範囲が広くなり、よりカジュアルな印象を与える。


④ Berwick1707の定番ウイングチップ

5278

4550

5215

⑤ コーディネート例

〈外羽根ウィングチップ〉のコーディネート

外羽根ウイングチップはカジュアルかつクラシカルな印象のデザイン。

「5278」はデニムなどのカジュアルアイテムと合わせた際に、コーティングレザーが持つ光沢感も相まって上品な印象をコーディネートに与えてくれる。ディティールはカジュアル向けだが、ノーズがすっきりしたラインをもつラストを使用しており、プライベートは勿論、ジャケパンでも活躍してくれる。

「4550」は丸みのあるトゥとロングウィングチップが無骨な印象をもたらせてくれる。定番のデニムやカーゴパンツでカジュアルにまとめ上げるのも◎だが、ツイードやコーデュロイのスラックスに合わせて、どこかアメリカントラッドを感じさせるような無骨さを演出しても楽しめる。

〈内羽根ウィングチップ〉のコーディネート

内羽根ウィングチップは外羽根より少しフォーマルな雰囲気を漂わせているデザイン

「5215」はチゼルトゥとフルブローグの組み合わせ、シンプルになりがちなビジネススタイルに華やかさをプラスし主役となってくれる。少し遊び心を足したいときは足元から。

• 着用後は馬毛ブラシでブラッシング

• 定期的なクリームでの栄養補給

• シューキーパーで型崩れを防止

• 複数足のローテーション使用

サイズ選びのコツ